いっぺんにたくさん

フォレストでの個展に、何度か来てくれたことのある、ムサビ出身のカカズさんという方の個展を見てきた。今の表現は、死とヘブンの間?なんだそう。ひとつ、さりげない感じの作品があって、私はそれが良かったな。
 そのあと、いつもお世話になっている、ギャラリーフォレストに、ひさびさに、行ってみた。昔ながらのエレベーターが、古い造りはそのままで、リニューアルされ、各階止まりになっていた。老ビルも、まだまだ健在で、うれしいです。
オーナーと、話をし、東京アートフェアのチケットをいただく。
 国際フォーラムで開催されているもので、今回初めて行ってみたのだけれど、いっぺんに、たくさん見れて、けっこう面白かった。東京や地方の画廊が集まっての作品展示、販売。なんとなく居心地がよく、ぷらぷらと二周くらい回ってしまった。 こんな風に一同に並んでいると、どこの有名画廊も、身近な感じがしてしまうので、不思議。。。
日本には、創る人は、いっぱいいるのに、買う人がなかなかいない。
という現状も、わかる気がした。
 アートフェアには結構、外国の方々がいた。 向こうでは、普通に絵を見たり、買ったりする という文化が根付いているもんねぇ。。。という話を、さっきしてきたばかりだった。
以前の個展で、作品を見てくれた、見知らぬオーストラリア人が、コレとコレとコレ と言って、まるでアクセサリーでも買うみたいに、3点買ってくれたことを思い出した。
 そうか、そういうことも、あるんだよ。。。と、
今日の天気みたいに、最近少し、どんよりと鈍くなっていたココロに、自ら一筋の光を入れて、慣れないパンプスの、靴擦れを気にしながら、家路についたのでした。

シザーハンズ

きのう、マシュー・ボーンのバレエ、シザーハンズを観てきた。去年のシルフィード以来、生でマシュー・ボーン演出ものを観るのは二度目。シザーハンズは映画も大好きなので、すごく楽しみにしていた。優しくて、ちょっと悲しいティム・バートンの映画の世界が再現されていて、素晴らしかった。装置も演出もファンタジックで、繰り広げられるダンスからは、まるで台詞が聞こえてくるようだった。ダンサーのダンスもさることながら、キャラクターを演じているそれぞれの表情がいいんだなあ。大きなハサミの両手で、どうやって踊るんだろうと思っていたけど、デュエットも見事だった。植木が踊り出したり、最後には観客席に雪が降ってきたりして、思わず、ニッコリしてしまうような、あたたかい気持ちになる作品でした。

世界バレエフェスティバル

3年に一度行われる世界バレエフェスティバルに行ってきた。これは海外のプリマやプリンシパルたちが集まって行われる、バレエの祭典で世界の一流のバレリーナたちをいっぺんに見られるというもの。もうみんな、すごかった。大変な技を簡単そうにやってしまうし、表現力が素晴らしい。人間のしなやかな動きと、音楽と、舞台の色。バレエは本当に美しいなあ。一番のお目当てはジル・ロマンだったんだけど、やっぱり良かった。。。
ジル・ロマンはなんと最多出演だそうで今回で7回目なんだそう。前回はアダージェットを観たけど、(涙してしまった)今年は「ブレルとバルバラ」から「孤独」という作品だった。それにしてもベジャールの振り付けは、本当に面白い。まさしくアートです。この作品をベジャールがジル・ロマンに振付けているDVDが家にあったので見てみたら、ベジャールさんは「孤独の中にこそ光がある、孤独は辛いものだが、自分を高め深めるために必要なものだ」と言っている。おー、やっぱり、深いです。。。

で、プログラム最終日に出演者全員のサイン入り手ぬぐいを、出演者が舞台から観客席に投げて、プレゼントするというのがあり、投げても届かない席の人にもあげられるように、今年は30周年記念だから特別に、座席番号の末尾が3の人にもプレゼントしますということだった。おっ!私が14番だから娘の席は13番!というわけでGETしました!
バレエなのに手ぬぐい、しかも 大入り とか書いてあってなかなかシブイ一品です。

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