45th カダケス国際ミニプリント展に入選しました

スペインのカダケスで毎年開催されている版画の公募展、今年は「45th MINI PRINT INTERNATIONAL OF CADAQUÉS 2025」。以前から版画界隈で話に聞いていたこの国際コンペに今回初めてチャレンジしてみました。メゾチントなど合わせて4点送って、選ばれたのはこの紙版画。世界中から選出された作品は、スペインのカダケス、そしてフランス、イギリスを巡回予定とのこと。雲に乗った「風来坊」が海の向こうを旅すると思うとちょっと愉しい。画像クリックでWebサイトに飛べます。

45th MINI PRINT INTERNATIONAL OF CADAQUÉS 2025 

版画工房にいたころのお仲間も多数参加されています。2025年のSELECTED ARTISTSのページで自分の名前も見つけたのですが、アーティスト名の「yuco」が「yuko」になっていたので、ダメ元でkをcに訂正していただけませんか?と主催者にお願いのメールを送ったら、とても丁寧なお返事メールが来て、すぐに「yuco」に訂正してくれました。ChatGTPのおかげで、わオ!これ完璧なのでは?と思えるほどのビジネスメールを英語で送ることができて、ひと昔前とは違うサクサクとした便利さに驚いた次第。サルバドール・ダリの家があるスペイン、カダケスでの展示は6月28日から始まる模様。またいつかわたしも旅をしたいなぁ・・と思いつつ、全ての展示が終わったらカタログが送られてくるそうで、それも楽しみです。

柊展vol.44

2025年5月1日から4日まで、今年も毎年恒例、千葉県柏市で開催される「柊展」に参加しました。初参加は2007年のvol.26からなので、もう長いことお仲間に入れてもらっています。今回もたくさんのお客様のご来場があったとのこと、4日間で1400人超って本当にすごい!この会の展示を終えた後は毎回のように温かい気持ちになれるので好きなのです。穏やかなメンバーの方たちのおかげだなあと、いつも感じます。

わたしは、テンペラ絵を5点出品しました。プロアマ問わず、みなさんそれぞれ違った表現方法とテーマで自由な発表の場なのですが、今回印象に残ったのが佐藤純子さんの作品でした。まさにアート。この世界には全てが用意されているのだと、それに気づいているかどうかで、ものごとの捉え方は大きく変わるのではないかと思っていた自分の感覚とリンクして、とてもとても共感したのでした。日頃、自分でもなんとなく感じてはいるものの言葉ではどうしても説明的になってしまうその感覚を、さり気なくカタチにされていて静かな感動を覚えました。

期間中の在廊はあまりできませんでしたが、今年も参加できてよかったです。メンバーの皆さん、お越しくださったみなさま、どうもありがとうございました。

さて、2025年は個展はお休みします。2002年からほぼ毎年のように個展をしてきたので久しぶりにお休みの年だなぁっていう感じです。それはそれでなんだか新鮮で、毎年個展に向けて制作にかけてきた時間と心理が、どんなふうになるのか楽しみでもあったりもします。7月には版画のグループ展に参加予定なので、その時はまたお知らせできればと思います。今年もあっというまに半分終わってしまいそうな勢いで時が過ぎていきますが、気負わず無理せず、自然に心地よく、過ごしてゆけたらいいなと思っているこのごろなのでした。

小山ゆうこ展「Hikariの波音」終了しました

横浜artTruthにて、小山ゆうこ展「Hikariの波音」終了しました。会期中は季節が行ったり来たり、不安定なお天気ではありましたが、そんな中、お越しくださった皆さま、遠くからお気にかけてくださった皆さま、本当にありがとうございました。今年は身の周りの環境も気力体力も変化の年で、この個展の予定がなかったら新作は描けなかったかもしれません。来年はまだどうなるかわかりませんが、見えない波の中から曖昧ながらうっすら光る何かをつかんだような気持ちで会期を終えました。おかげさまで描き続けていられることがありがたく、感謝ひとしおです。どうもありがとうございました。

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