国分寺「でんえん」にて

国分寺の名曲喫茶「でんえん」でやっている小原馨さんと伊藤淳さんの二人展に行ってきた。はがきを見て、明日までということにあらためて気づき、急いでおでかけ。国分寺はちょっと久しぶり。でんえんのママさんもお元気そうで何より。イトウさんがわざわざ来てくださって、お話もできた。小原さんの優しい色使いと純粋な線。とても好きです。イトウさんのいつもの緑色も建物の形が浮かび上がっていて、また違った雰囲気。アクリルだそうだけど、厚みと透明感があって油絵のような仕上がり。風景と抽象が入り混じる感じが良かったです。ずっとマーラーの音楽がかかっていた。アダージェットがかかって、ちょっと、おおっ!となる。ちょうど殆どの作品が見渡せる一番奥の席に座っていたので、抽象絵画はクラシック音楽ともとても相性がいいんだなあなんて思いながら、紅茶をいただきました。あまりゆっくりできなくて残念だったけど、いい時間でした。

描くひと展をみる

日本橋で用事を済ませて、そのまま銀座まで歩き、銀座ゆう画廊でやっている「描くひと展」を見る。オーライタローさんの描く古い建物は油絵のも重厚感があっていいけれど、今回のような版画はまた味わい深くていいなあ・・・。「ニコライ堂」とか、「喫茶ミロ」とか。私はミロが好きだから、どんなトコなんだろう?ってちょっと気になる。ちょうどオーライさんがいらしたので、版画について少しお聞きした。版画は、まだやったことがないのでいつかやってみたいと思っている。作品を観て、ますますやってみたいと思った。オーライさんが表紙を手がけている冊子「ほんのまち」を一部頂いて帰る。自分の個展が終わってから、ここ1ヶ月、何も描けなかったから、そろそろ描きたいぞ・・・って思いました。

アトリエ

個展を終えてすぐ、空き待ちをしていた部屋が空き、同じ建物内で引越しをした。長く住んだ部屋には根っこが生えていたみたいで、運んでも運んでも、まだまだ荷物が出てきて、もう大変!空っぽにするのに予想以上に時間がかかってしまった。昔の作品はサイズが大きく、塗りも厚くて重い。動かすのもなんだかうんざりしてしまうので、作品を木枠から、ぜーんぶはずしてクルクル巻いて、押入れに入るようにした。ビスがさびているような大きな木枠はぜーんぶ破壊して、さようなら。その一連の作業で、なにかがひと区切りついたような感じがした。今まで部屋の隅っこを占領して描いていた絵も、今度はアトリエと名づけられた部屋で描くことができる。生活スペースが、ようやく片付いてきたので、今度はこの小さなアトリエで、心機一転できるかな・・・。

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