棚からつぶやき

ちょうど一年前に作った、つぶやき本。棚の整理をしていてぽろっと出てきたので、ちょっと開いてみた。ここでブログをやる前にも絵を描きながらココロの中で、なにかぶつぶつとひとり言を言って、ココロにうつりゆくヨシナシゴトをそこはかとなく書きつくっていていたのだけれど、その時点では言葉では言い尽くしたような感もあり、なんだかふっきれたような思いがあった。そんなこんなで、ちょっとこっぱずかしいような気もしたけれど、ひと区切りということで1999年から2005年までのつぶやきの抜粋編を印刷なんかしちゃったのだった。モノクロで絵も載せて、去年の個展で置いてみたら何冊か売れて、お買い上げ絵画作品のオマケにつけたりもした。(コレを持っている人はわずかだから、ある意味レア物!?)あー、このときこんなこと考えてたんだなぁなんて、今見るとちょっと客観的になれる。今より少し若い自分がいて、その頃のわたしなりに発見した、ある感覚を思い出した。そうだった、忘れたくない感覚がいくつかあるんだ。それを思い出したので作っておいてよかったかも、と思うのでした。

目を閉じてみる

朝の光。下の点はオーブ?反射?
なんの宗教信者でもないけれど、時々瞑想らしきことをやってみる。ただ静かに座って少しのあいだ、目を瞑っているだけなんだけど。。。
わたしが絵を描くきっかけになったのは、突然頭の中にイメージが見えだしたからで、そのころからなにやら整理がつかなくなると、そうやって目を閉じてみるようになった。絵を描く前とか、迷っている時とか、目を閉じて頭の中を真っ白にしてみる。次々と浮かんでくるものを次々と真っ白く消していく。そうしているうちにやがて静かになって、違う側面が現れるというか、何か自分なりの答えがやってきて、確信のようなものが得られることが時々あるのだ。
今朝もそうやってみた。ああ、そうか!と思った。

ただ、ただ

北から風が吹いてくる。
朝の空気はひんやりしていた。
すべての音。
すべての流れ。
どうすればいいのか、少しわかったような気がする。

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