ひとつ終わってまたひとつ

Gallery FIRST LIGHTのミニキャンバス展「Art in your pocket」わたしの参加していた中期日程は終了しました。お越し下さったみなさま、気にかけて下さったみなさま、どうもありがとうございました!熱心に観て下さり、作品をお迎え下さった方がいて、ありがたかったです。このあとメンバーが変わり後期へと続きます。風に乗る(ミニキャンバス/テンペラ)

さて、いつの間にか3月になっているではありませんか!
3月8日からは、柏高島屋8階にある柏市民ギャラリーにて「柊展Vol.33」が始まります。もともとは、千葉県の高校の美術サークルが母体の会で、それぞれ現在のフィールドや表現も様々ですが、わたしは千葉県出身のよしみで、参加するようになり、かれこれ8年6回目の参加です。今回は版画の近作、小品10点くらい展示する予定です。
初日は終日、最終日の午後は在廊します。

千葉県の方もそうでない方も、お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください♪

日々は過ぎて、あわわわわ。

蔵書票展が終わってから、バタバタバタと日々が過ぎていく。父の命日のためのお墓掃除やら、お墓参りやら、母の引越し大作戦の手伝いやら、次女の学校説明会やら、ギター教室のなんちゃらとか、吹奏楽フェスティバルとか、工房にも行きたいし、とまあいろいろ。知り合いの展覧会にもいくつか行ったりして、もう6月も終わりだなんて、、、どどど、どうしよう。8月の個展はいつもと違うところでやる予定なので、ちょっと新鮮な気分でもあるんだけれど、個展での版画の発表も初なので、不安と期待が入り混じる感じ。やっぱり作るからには、発表しないと本当の完成には至らないのではないのだろうか、と勝手に思ってしまっているために、無茶なスケジュールだったかなと、思いつつも、あえて今回はちょっと自分を追い込んでいるような状況です。で、前に描いたテンペラの作品を、サイズダウンして銅版画に再現してみる、というようなこともやってみているところ。自分の作品の焼き直しを、違う技法でやるというのも、なかなか面白いということを発見したのでした。展示では、銅版画は基本、単色で(色刷りをするには経験が足りなすぎ)表現して、その他に版画の元になったテンペラ画や、新たに描いたテンペラ作品もいくつか出したいと思っています。日々「おっ、コレはイケるんじゃないか?」と思ったり「なーんだぜんぜんダメじゃん!」と思ったりしていて、時間的には、非常〜にのんびりしているのもかかわらず、心理的には、たいへん忙しい。まあ、でも何か、楽しいものになるようにしたいし、今までとは少し違う何かを、自分なりに掴んでいるような気は、ちょっとしてる。それも日々、ゆらゆらと揺らぐものなのだけれど。。。焦る気持ちをなだめながら、こんな感じで、制作をしている、今日この頃なのでした。

卵黄メディウムを作る

このごろ、版画制作ばかりやっていて、テンペラのほうの制作はあまりしていないのだけど、描きたくなった時にすぐ描けるように、キャンバスの下塗りはすでに何枚かしてある。でも絵の具を作るときのメディウムが、もうだめになってしまった。これはそれほど日持ちしないので、作ったらさっさと使わなければならない。作ってしまえば描くきっかけにもなるなーと思い、タマゴを割って黄身と白身を分けた。そしたら、おー、今日のタマゴは卵黄の色が濃くてコロンときれい!ということで、写真を一枚。あやしいお料理みたいだけど・・・。卵黄のうすーい膜をそっと破って、中身をビンの中へ。リンシードとダンマルワニスという画用油を混ぜたものを、卵黄に少ーしずつ混ぜながら入れる。とろ〜っとなったら、防腐剤を数敵入れて、できあがり。わたしの作品はだいたい小さいから、これだけあれば、結構描けちゃう。テンペラは絵の具を作りながら描くので、そのめんどくさい感じがけっこう楽しい。いちいち顔料を水で溶いて、この卵黄メディウムを混ぜて描くのです。準備はできたぞ。。。さーて。。。

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