シザーハンズ

きのう、マシュー・ボーンのバレエ、シザーハンズを観てきた。去年のシルフィード以来、生でマシュー・ボーン演出ものを観るのは二度目。シザーハンズは映画も大好きなので、すごく楽しみにしていた。優しくて、ちょっと悲しいティム・バートンの映画の世界が再現されていて、素晴らしかった。装置も演出もファンタジックで、繰り広げられるダンスからは、まるで台詞が聞こえてくるようだった。ダンサーのダンスもさることながら、キャラクターを演じているそれぞれの表情がいいんだなあ。大きなハサミの両手で、どうやって踊るんだろうと思っていたけど、デュエットも見事だった。植木が踊り出したり、最後には観客席に雪が降ってきたりして、思わず、ニッコリしてしまうような、あたたかい気持ちになる作品でした。

夢を見た

いつだったか不思議な夢を見た。
家族でレストランにいる。誰か他の人も同席していた。熱帯魚のようなきれいな魚が宙に浮かんでスイスイと泳いでいる。空気中を飛んでいるのか、自分たちが水中にいるのかよくわからない。そんな光景を眺めながら食事をしていたら、その同席していた誰かが、「あと20秒で分子構造が変わっちゃうから、この世界は全て消えてなくなるよ。」と言った。20秒と言ったか、2秒と言ったか、よく覚えていないけど、ともかく、それを聞いた私は焦って「え!みんないなくなっちゃうの?そんなのいやだ!でも、、、あれ?物も人もぜーんぶ同時に消えてなくなるのなら、何かを思う自分もいなくなるということだから、誰も何も悲しくないのか?」ということをその一瞬に考えた。「え?でもどうすればいいの?」と思うと同時に、その人がカウントダウンする声がする。2・・・1・・・0。 
ぱっと、そこで目が覚めた。普通の朝だ。
あー夢かぁ、夢でよかったー。と思ってから、さっきは魚がスイスイしてるレストランだったのに、今は布団の中だから、この世界は消えてなくなるよ!というのは、本当だったんだなあと思って、不思議な気分になった。
その日一日は、どうやって過ごしたんだったっけ。。。忘れちゃったな。

世界バレエフェスティバル

3年に一度行われる世界バレエフェスティバルに行ってきた。これは海外のプリマやプリンシパルたちが集まって行われる、バレエの祭典で世界の一流のバレリーナたちをいっぺんに見られるというもの。もうみんな、すごかった。大変な技を簡単そうにやってしまうし、表現力が素晴らしい。人間のしなやかな動きと、音楽と、舞台の色。バレエは本当に美しいなあ。一番のお目当てはジル・ロマンだったんだけど、やっぱり良かった。。。
ジル・ロマンはなんと最多出演だそうで今回で7回目なんだそう。前回はアダージェットを観たけど、(涙してしまった)今年は「ブレルとバルバラ」から「孤独」という作品だった。それにしてもベジャールの振り付けは、本当に面白い。まさしくアートです。この作品をベジャールがジル・ロマンに振付けているDVDが家にあったので見てみたら、ベジャールさんは「孤独の中にこそ光がある、孤独は辛いものだが、自分を高め深めるために必要なものだ」と言っている。おー、やっぱり、深いです。。。

で、プログラム最終日に出演者全員のサイン入り手ぬぐいを、出演者が舞台から観客席に投げて、プレゼントするというのがあり、投げても届かない席の人にもあげられるように、今年は30周年記念だから特別に、座席番号の末尾が3の人にもプレゼントしますということだった。おっ!私が14番だから娘の席は13番!というわけでGETしました!
バレエなのに手ぬぐい、しかも 大入り とか書いてあってなかなかシブイ一品です。

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