「小山ゆうこ展5」-ゆらゆら- 

ドイツのフランクフルトブックメッセも終了。
無事、BATIK ARTのブースに一点出品されていたようで、ほっとしています。
出品作品は、このブログのイメージに使っている「散歩Ⅱ」でした。

明日、10月15日(日)~10月21日(土)まで個展を開催します。
「小山ゆうこ展5」-ゆらゆら- 
ギャラリー銀座フォレストにて

いつもどおり、小さな個展ではありますが、味わい深い銀座の老ビルでの
5回目の個展になります。期間中は毎日在廊します。

詳しくはこちら
http://yucoon.com/koten5.html

時間という可能性

前にも、こんなことを考えていたが、この頃また、その感覚を思い出すようになってきた。
自分の周りを無数の輪のようなものが取り囲んでいて、それが無限なくらいに、果てしなくある、というイメージだ。私はそれは、「可能性」というものなんではないかと思っている。言葉で表すのは難しいが、それは「時間」のようでもある。いわゆる「時空」というのに一番近いかも。。。
終わりの方に向かって伸びてゆく、まっすぐな時間という定規の上を歩いて、10センチ向こうに、何か目標を設定して、それに向かって、1センチずつ手を伸ばしながら、歩いているという、いわゆる直線的時間というのとは、性質の違う時間感覚なのだ。時間は自分の前と後ろだけに伸びているのではなく、もっと丸くて輪のようで、長さというものでは測れないもの。自分から、前後、左右、上下、に果てしなく充満している可能性のような輪がいくつもあって、そのどれを選ぶのかを、意識的にか無意識的にか、常にその時その時で見つけていく。進歩ではなく、変化なのだ。1センチ進むのではなく、1ミリ角度を変える。そうすると、そこにはまた別の宇宙が開けるのだ。。。そんなイメージ。可能性の軌道の中から、ひとつひとつ選んでいくように。。。
きっとダメだろうなと思う時、その中のダメゾーンを選んだことになり、ダメな世界がそこに開けて、ダメな道を行くことになる。だからそれに気がついた時、すぐに軌道修正すればいい。何かを信じるというのは、無限にある可能性の中のどれを選ぶかということの、ガイドなのかもしれないと思う。

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