問いかけてみる

年末、年明けからいろんなことが起こった。悲しい出来事に続いて、身の回りもバタバタしていて、人と関わることが多くなり、さまざまな場面でいろんなことを考えされられた。
絵も文章も書けずに、ただ起こる出来事をかみしめて過ごしていた。
 身近な人とのやりとりでも、なんだかしっくりこないことがあると、そのたび「この出来事は私に何伝えようとしているのか?」ということを考える。これはもう私の癖のようになっていて、必ず自分に問いかけてみるのだけれど、答えがすぐに出る時と、いつまでたっても出ない時がある。それでも、少し自分から離れたところに立って、俯瞰で見るようなつもりになってみると、ぼんやりと次に向けてのいくつかの可能性が見えてくる。。。はっきりした答えじゃなくても、その可能性のうち一番いいものはどれかを見分けられれば、何をどうすればいいのかわかってくるのだった。

このごろ

HPに2006年の作品をUPしました。works2006へ

日常のことに集中して、たんたんと日々を過ごし、風邪をひいてぼーっとなり、オカメインコのヒナを育てて、ふと見ると、冬の星座が光り始めたのに、ようやく気がついた、今日このごろ。

右の作品のタイトルは
おとずれⅡ-Something comes-

個展最終日 2006

個展も終わり。なんだか今回は余計に疲れることもなく、深ーく考え入ることもなくタイトルどおり、ゆらゆらーっとしたまま一週間が過ぎていきました。身をまかせるような感じで。。。

今日は作家さんやコレクターさんが多かったです。そんな中、小山登美夫ギャラリーの小山登美夫さんもやってきました。奥野ビル画廊めぐりなのか、私の個展も見てもらえたし、スタンプも押していってくれて、フォレストのオーナーもちょっとびっくり みたいでした。

六本木ヒルズで「アートの見方・買い方講座」を開いているアートソムリエの山本冬彦さんが講座の画廊めぐりで、前回、私の個展に参加者の皆さんを案内してくださいました。それがきっかけで、今回もお越しになり、お買い上げくださった客様がいらっしゃいました。山本冬彦さんの活動はコレクターさんはもちろん、作家にとっても、ありがたく、素晴らしい試みだと思います。

美術に詳しいその道のプロや、特別な愛好家でなくても、普段の生活のひとコマの中に絵を見たりすることがあって、その人なりに少しでも何かを感じ取って、ふっと心を開いてくれる瞬間があると、やってて良かったなと思います。そういう瞬間に多く出会えるように、腕とココロを、今後もまだまだ磨かなくてはいけません。

どこかから吹いてくる風が、何かを運んでくるような、何か希望のあるもの。
心の深いところから湧き上がってくるのに、ゆらゆらとしたひだに折りたたまれていて、その奥には何があるのか自分でも よく分からないもの。それを探るような気持ち。
そして、網目の間から、ところどころに見え隠れしていて、完全には見通せない何か。
今回の出品作品での表現はそんなふうになりました。
感じるところは、人それぞれで、なるほどぉー と思うこともあり、この表現をもう少し発展させたい、追及してみたいと今は思っています。

今回は5回目ということで、五周年だねと言われたりもして、自分としても一区切りついたみたいな、さあこれからだ!というような気分でもあります。

7日間かけたお客様のスタンプ作品の出来上がり!みなさんすごいです!

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