「生命のうた」に感動

いつも個展をやらせてもらっている奥野ビルは、私が昔お世話になっていた会社からとても近いので、ありがたいことに当時の上司や先輩、同期さんなどが立ち寄ってくださいます。初個展の時からいつも作品を見てくれている先輩のN子さんが新しい社員さんを連れて今回も来てくださいました。そこで「今度は銅版画もやりたいんです」などど話をしたら、今は会社の最高顧問になられた永井一正先生が、以前版画を習おうと、まちなかの教室に普通の生徒さんのひとりとして行かれたこと、展覧会の素晴らしかったことなど話してくれました。不勉強な私は永井先生の版画集が出版されていることも知らずにいたので、わあ!それは見なくちゃ!と出版社などメモしておいたら、N子さんがしばらくして会社の資料室から借りてきてくださいました。「生命のうた」という版画集でそれは素晴らしい作品集でした。表紙に連なる言葉で、もうゾワゾワしちゃって、誰もいない部屋でページをめくりながら感動して涙が出ちゃって、どうしようかと思いました。もう書店には置いていないだろうということなので、お客様のいない間に携帯からアマゾンの中古で即注文!それが今日、自宅に届いたので大事にまたじっくり見ます。作品の素晴らしさはもちろん、ものづくりに対する情熱や姿勢、私にとって学ぶところ満載の一冊です。N子さーん!ありがとうございましたー!

四角い空展をみる

今年の始めにお世話になった、銅版画の会「四角い空展」を見てきた。技法のことなどいろいろ伺いながら、力作の数々に見入る。いろんなやり方があるんですねー。奥が深いです。。。建物じゃないオーライさんの作品は初めて見たかも。静かで温もりのある静物画。奥様のえみこさんは異国情緒あふれ、銅版画にぴったりな作風でした。いいなあ。私はちょっとしかできずに中途半端なかたちでお休みしてしまったので、なんとかしてもう一度、銅版画を勉強したい。そしてテンペラを使った作品作りもやめずに続けていきたい。みなさんの作品に刺激され、次のステップが見えたような気がして、とてもよかったです。

銅版画の会「四角い空展」
青木画廊LUFT
4月24日まで

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