夕陽を飲み干す

デパートで、大きなワイングラスが並んでいるのを見たら、そういえば、うちの大きいグラスしばらく使ってないなーということで、なんか久々にいいワイン飲みたいね〜、と夫と意見が一致。デパ地下で赤を一本と生ハムを少し。昼間は暑かったけど、夕暮れの風が涼しかったので、グラスを持ってベランダに出てみました。なんだかいつもより、時間がゆっくり流れた日曜日でありました。

追悼 赤塚不二夫展

きのうの帰りは、ひとりで松屋に立ち寄り、追悼・赤塚不二夫展ーギャグで駆け抜けた72年ーを見た。Cちゃん、チケットありがとうでした!会場もグッズ売り場も、お客さんがいっぱいでした。展示の仕方やディスプレイもおもしろくて、マンガの原画が盛りだくさん。ひみつのアッコちゃんは大好きだったし、小さい頃、西やら東やらよくわかんなくなっちゃう頃、おひさまが昇るのは東からなんだということをちゃんと覚えたのは、「西からのぼったおひさまが〜♫」っていう、バカボンの歌のハンタイの方角って覚えたからだった。少し前にこの話をしたら、「わたしもー!」っていう人がいて、そんなヘンな覚え方をしたのは私だけじゃなかったんだ〜!とお互いに笑ったことがある。ちょっと大人になってから、この人はすごい人なんだなと思って、学生の頃の心理学の自由課題で「天才バカボンについて」というレポートを書いた。内容はぜんぜんおぼえていないけど、いつも、ちょーポジティブな「これでいいのだ」で終わることのスゴさについて書いたんだったと思う。コスプレ写真の展示も可笑しかった。ひとりだったのでワハハと笑えず、こらえる場面もしばしば。最後には有名人たちのシェーのポーズ写真もならび、愛される人だったんだなー、としみじみ。

松本里美さんの展覧会

工房の松本里美さんの作品展を見に、まずは新宿伊勢丹へ。5階のアートポスターコーナーには、ハンプティ・ダンプティやアリスや、カップ&ソーサーのシリーズなど、銅版画作品がたくさん!待ち合わせたOさんと、さすがだね〜、コレはどうやって作ったんだろう?などと言いつつ、しげしげと見入ってしまいました。珍しい額装のものもあって楽しく、見応えがあって、良かったな〜。

「松本里美作品展」新宿伊勢丹5階 アートポスターコーナーにて

Oさんとランチをしてから、銀座へ移動。今度は銀座伊東屋へ。こちらでは、新作の個展が開かれています。英国本のために描かれた絵の原画展で、ずらりと並んだ英国男子の制服シリーズは、なんともおしゃれで、カッコいい。こんな制服見たことないよ!っていう、イギリスの美学に目を丸くするような、ガウンみたいな制服があって、とても印象的でした。工房では製作中の作品をチラッと見ちゃったりしてたけど、こうやって並ぶと、やっぱりスゴいなぁ。点数も多く、パワー感じます。色も線もきれいで、ご本人が在廊されていたので、ここぞとばかり、技法のことをあれこれと聞いてしまった。楽しく刺激され、とても勉強になったのでした。

British men ー松本里美 銅版画展ー
GINZA ITO-YA 8Fミニギャラリーにて。9月11日(金)まで

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