2012年、マトリョーシカの国から。

「マトリョーシカの国2012」おかげさまで盛況のうちに幕を閉じました。会期中は好天に恵まれ、吉祥寺お散歩日和が続き、何よりでした。お越しくださったみなさま、関心を寄せて下さったみなさま、どうもありがとうございました!

思わぬきっかけで、作るようになったマトリョーシカですが、だんだんとその制作の割合が、大きくなってきました。初めは自分では思いもつかなかったものなのに、不思議なものです。制約のある決まったフォルムの中に、デザインしていくのが案外好きなんだとやっていくうちにわかってきて、立体に絵付けしていく作業が年々楽しくなってきました。そして、この展示で、参加している作家さんと、作品を通して交流できるのも、とても嬉しいことでした♪ロシアの民芸品であるマトリョーシカが、日本とも関わりがあることも、面白いです。明治時代、箱根にロシア正教の避暑館があって、そこに来ていたロシア人が、箱根の民芸品の入れ子のこけし「組子式七福神こけし」を持ち帰ったことが、マトリョーシカのルーツであるという説もあります。まだ120年くらいという、歴史的には新しいものですが、日本人に、マトリョーシカがこれほど親しまれているのも、そんなルーツがあるからかもしれません。マトリョーシカは、ロシアでは、家庭円満や子孫繁栄の象徴であるという、縁起物です。なので、わたしもマトリョーシカのお顔を描く時は、気持ちを明るく保つようにと、心がけているつもりです。そうできないときは、違う作業をします。そこに幸せがありますようにと、願いつつ。。。気持ちが穏やかになるような作品を、作っていけたらいいなぁと思っています。

そして、先月の「柊展」と今月の「マトリョーシカの国」で、自分に求められているものがある、ということを知ることのできた、新たな出会いもあり、励みになりました。身の丈にあったやり方で、こつこつとやっていくことが大事なんだと、あらためて感じました。小さいけれど、自分なりの世界をこつこつと。。。

そして来月は、「作家Zakka百貨展」に参加です。マトリョーシカ本体とあわせて、今回初めて作ってみた、マトリョーシカのペンダントやストラップなど、雑貨のバリエーションも増やせたらと思っています。
さーて、次はどうなるかな〜。

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