必要なもの

「買い物行くけど、なんかいるものある?」と聞くと下の娘は「プラバルーン」って必ず言う。なんかいるものとは消しゴムとかノートとか必要なものってことで「プラバルーンてあなた、今年で何歳ですかぁ?」みたいなことを、わたしも毎回言う。「だって、必要必要!」と演じる娘。だいたいそんなやりとりだ。
100円ショップで、必要なものの隣のコーナーにプラバルーンが、買って!と言わんばかりにぶらさがっていたので、久しぶりに買ってきた。
わたしも小さい頃はこれ、好きだったな。プラバルーンていう名前だったっけ?勝手に「われないシャボン玉」とか呼んでた気がする。小さいアルミチューブの先から出てくるピンクで透明の、ぷるぷるしているあの色と質感がきれいで、指で触る前の、新鮮な感じがすごく好きだった。シャボン玉よりずっと大きく膨らますことができるし、触ると割れちゃうシャボン玉を、ほんぽん触っているような満足感と手応え。穴を開けずに大きくふくらますことができると、嬉しかった。割れたあとは急に粘りがなくなり、シャリシャリになって、つまらないカチカチのものになってしまう。あのカチカチの質感がすごく残念で、爪でぎゅーっとやりながら、なんであのピンクのぷるぷるに戻らないんだろう。なんて思っていたのを思い出す。。。
娘には「プラバルーン?小ちゃい子じゃないんだから・・・」とか言っておきながら、結局、自分がいちばん楽しんでおりました。
やっぱりこれ、必要なものなのかも。。。

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