「夢ぎわエデン」終了しました

茨城県日立市の「詩穂音」さんでの展示、無事終了しました。
今回の展示では新作は少なめでしたが、このような発表の場を与えられたこと、初めての土地で初めてのみなさんに作品を観ていただけたこと、いろいろな解釈や感想を寄せてもらったこと、とても嬉しく貴重な体験になりました。最後の土曜日は、わたしも日立へ。日立駅へ降りたらガラス張りの駅舎から、すぐそこに白波の立つ青い太平洋がばーん!少し歩いてspace369で小峰さんの個展「砂の旅」へ。午前の陽の射す明るいギャラリーにも大きな青い絵が、ばーん!視界に広がる青と青が、記憶の中でシンクロしました。抽象の深い色の広がりはいろんな見方ができて、開放的な気分になります。そこで出会った方たちもこれから詩穂音さんへ行くというではありませんか!声をかけてくださったお一人のご親切に甘えて、おしゃべりしながらのドライブのあと、わたしも「詩穂音」さんへ。お店は4月の写真展の時とはまたぜんぜん違う雰囲気。展示風景の写真で見るのとも、また違う空気が流れているのでした。なるほど〜、こうして毎月同じお店が、違う空間になるのですね!設営にマスターのセンスがキラリ!これは楽しい!近かったら通いたい。などど思いつつ、マスターの小峰さんの作るプレートランチ、奥様の作る大高かおる堂さんのデザート、どちらも堪能してきました。うーん、美味しい!やっぱり近かったら通いたい。。。行ってみたいなと思っていた川尻海岸に行く時間はなかったけど、お店にやってきた皆さんと、楽しいひと時を過ごせたのは、よい思い出になりました。

わたしが行けたのは一日だけだったけど、三週間のあいだ、作品たちがみなさんと対話しているのを、日々いろいろ報告してもらって、すごくありがたかったです。何点かはここからお客さまの元へゆくことになり、作品を迎えて下さるみなさんと、作品たちがそれぞれ新たな日々を共にしてゆけるのだと思うと、いっそう感慨深く、茨城、そして日立がぐっと近くなったような気がしました。記憶のありかを辿ってゆく。
微睡みのうちに芽吹く 夢と まぼろし。
目覚めようとする間際の
そのエッジのようなところ。。。
「夢ぎわエデン」

夢と現の境目を曖昧にしたまま、そのエッジのようなところに立って、わたしはまた、なにかしら描いたり作ったりしてゆくのでしょう。あんまり野望のようなものは持たずに、淡い夢を持ちつつ、目の前のひとつひとつを大事にしながら、自分なりの世界をこれからも作っていけたらいいなと思います。

2012年の秋がこうして終わってゆくのでありました。
詩穂音さん、観て下さったみなさん、気にかけてくださったみなさん、どうもありがとうございました!!

詩穂音さんでは今後も楽しい展示が続きそうです。
もちろん美味しいものもあれこれ。
ケーキと紅茶の店「詩穂音」

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