バルセロナ旅行記1 到着

展覧会のために、再びバルセロナへ。2年間の画廊との契約期間が終了するので、これが最後の展示になる、ということと、前回からなんとなーくモヤモヤしていた気分に決着をつけたくて、どうしても行かなければ・・・と思い4泊5日のタイトな旅をしてきた。前回の旅で、「あーこの場面をもう一度やりなおせたら・・・」と思うところが沢山あったので、そのやり直しと、自分自身に対する問いの答えを見つけたい、という思いがあった。で、結局、今回も一人旅をしてきたのだった。
スケジュールがなかなかはっきりしなかったので、ぎりぎりになってから格安航空券を探したら、ちょうどいいのがエールフランス、パリ経由しかなかった。シャルル ドゴール空港は前回の帰りに予定外で経由した場所だったので、ちょっとわかる。今回は初めからエールフランスで行くことに。

4月1日
約11時間のフライトでパリへ。飛行機降りたら、なんかいい香りがする。パリの空気?免税店の香水?春の香り?見覚えのある場所をぷらぷらしていたら、乗り換えの便の搭乗が始まっている。あれれ?おっと、そうかこっちはもうサマータイムになっているんだ!それに気づかなかったら危うく乗り遅れるところだった。パリからバルセロナまでは1時間半くらい。
ピレネー山脈を越えて、夕日に向かって高度を下げ始める。海岸線の街並みが見え始める。今やバルセロナのシンボリックな建造物、トーレアクバルの向こうのほうにサグラダファミリアがあり、街並みの向こうにはディビダボ山が見える。ああ、また来てしまった。。。この小さくて紅い街。ヨーロッパは広いのになぜかここにばかり来てる。思い出だらけのバルセロナ。。。不思議な気持ちになった。
タクシーでHOSTALへ。建物にある住民と共用のエレベーターはアンティークで、ヨーロピアン。同じように手動で開け閉めする、古いエレベーターのある、いつも個展をやる場所、銀座の奥野ビルを思い出した。今回は日本人のご夫妻が経営しているHOSTALだったので、安心して滞在できそうだ。チェックインを済ませたら夜の9時をまわっていて、隣のスーパーは閉まっているみたいだったので、オーナーのご主人に近くのガソリンスタンド内にあるコンビニを教えてもらい、飲み物や箱ティッシュなどを買う。ベッドと机と洗面台のシンプルな部屋。キメの細かい用具が調えられていて、快適。勉強部屋みたいで、なんだかほっと落ち着ける。
額なしで飾れる小さい作品をスーツケースに入れて持ってきたので、床に並べて確認。旧作だけれど、10点持ってきた。旅の細かい日程は立てていないが、明日はこれをもって画廊へ行かなくちゃ。

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