個展「Emerge」を終えて

とうとう平成も終わろうという4月、個展「Emerge」先日、終了しました。

横浜のGallery art Truthさんに個展でお世話になるのは、今回で4度目でした。1度は秋の開催でしたが、今回を含め3回は春の個展で、3回とも初日に春の雪が降りました。いずれも桜の頃に降る雪です。なんで?なんか持ってる??どうやら、春の横浜の個展の初日には、冬を連れ戻してきてしまうようなのでした。

そんな迷えるお天気の中、お越しくださったみなさま、何かとお気にかけてくださったみなさま、本当にありがとうございました。

星空シリーズや、猫たち、鳥や羽や植物のフォルムとともに現れ出るひと、などなど、新作のテンペラ作品を30点ほど展示しました。

個展もひとつ終わる度に次の課題が見えてきて、回を重ねるごとに、不確かでありながらも、どこか確かなもののような何かを、ひとつずつ積み上げていくような感覚になります。今回のタイトル「Emerge」は現れ出る、浮かび上がる、という意味ですが、こうして自分の中にある幻想を浮かび上がらせて、表現できる場があること、それに関心を持ってくださる方がいることのありがたさが、わたしにとって終わりなき旅のように感じる制作の支えでもあります。

次は5月の柏でのグループ展、秋には日本橋での個展を予定しています。

令和はどんな時代になるのでしょう。ひとまず天候も落ち着いてきて、新しい風が吹くような感じもしてきました。どうぞ、よい春を。

 

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