オーライタローさんの個展

ちょっと行き詰まっていた作業が、なんとかなりそうだったのでようやく工房へ。今日は真冬の寒さだった。なんとなくぼんやりしたまま、試し刷りをちょっとやって、少し早めに切り上げて、銀座へ向かう。オーライさんの個展が開かれているギャラリーツープラスへ。今日が最終日だったので、ご本人にもお会いできた。油彩で描かれた建物は、いつもそうだけど、風情があって、ひとつひとつ存在感があるなあ。ドライポイントの作品もマットな風合いでいいなあ。古い建物は絵になるけど、絵になった古い建物たちは、息を吹き返したように見えるのです。外は寒いのに、作品はみんなあたたかい。「カンダ歩行者」という小冊子をひとつ買う。ギャラリーのオーナーが「隠れたベストセラーですよ」って。神田界隈の建物と、エッセイが載っていて楽しい。
去年の今頃、わたしに版画を勧めてくださったのは、オーライさんなのです。そのおかげで、わたしは今ではすっかり、版画が面白くてしょうがなくなり、自分の中の世界が広がったような気がします。ほんとうに感謝です。

個展めぐり

工房の0さんと銀座で待ち合わせて、まずはランチ。お手頃お寿司を食べましょう、と行ってみたら、お店がなーい!ってゆーか、道なりに1ブロックごと、まるまるなーい!でっかく工事中。激しく変わってしまう銀座。古いものもちょっとは残しといておくれよー。予定変更して、コアの地下のつばめグリルでランチしてから、工房の山宮律子さんの個展が開かれているガレリア・グラフィカへ。

くつろいでいる女性たちの姿、力強くて勢いのある線、それでいて女性らしいやわらかさ。モノクロの銅版画作品にも色彩を感じます。DM作品のように4版多色刷りという、力作もあって、すごいな〜、とためいき。寄ったり引いたりしてじっくり見ちゃう。銅版画でここまでできるんですねー。それと、油絵かな?と思っちゃうほど、さりげないタッチを残したアクリル画もあって、とっても見応えがありました。

山宮律子 個展「女神たちの景色」
galleria grafica bis にて 11月7日(土)まで



そのあと、銀座3丁目へ向かう。知り合いのイトウさんとオーライさんが参加されているグループ展「描くひと展」へ。
イトウさんのオレンジのシリーズは、たっぷりしててツヤがあって、絵の具の質感がここちいい感じ。太陽みたいに光ってて、温かい。
オーライさんの静物画は、やっぱり味わい深くていいなぁ。インク瓶とか。モノ同士の距離感っていうかバランスが絶妙。なんだか、ほっこりします。

描くひと展’09
「ゆう画廊」にて 11月7日(土)まで


お茶してひと休みして、そのあと月光荘に寄る。
街には早くもクリスマスツリーがお目見え。でもまだ、そんなに寒くないから、展覧会にはいい季節だなー。
ふつふつと、制作意欲を刺激された一日なのでした。

英国制服スライドショー&お茶のイベント

英国本のライターさんと、本の絵を担当されている工房の松本里美さんとの企画イベントのため、下北沢へ。以前、世田谷に住んでいたこともあったけど、下北沢には初めて来た。商店街が賑わってて、いい感じ。角を曲がってちょっと静かな住宅街にある「下北沢GAoh」にて”英国制服スライドショー&お茶のイベント”に参加させてもらう。壁には松本さんの銅版画の展示。そして本のために撮影されたイギリスの兵隊や学生の制服のスライドショー。なんとなくのイメージでしか知らなかった軍服のディティールなどなど、いろいろ見れて面白かった。部隊によってボタンの数が違ったり、細かいところにいろんな差違をつけてあって、着る人の地位が一目でわかるようになっているんだそうだ。学生もタイの形やベストの色とかで、その子のレベルなんかがすぐわかっちゃう。イギリスの徹底された階級社会の一端を見て、おお!となる。だけども、その男子たちの姿がめちゃめちゃカッコいい。若くてもGちゃんでも、ほんと気品があって絵になる様子ばかり。何でしょうか、イギリス人のこの美意識は。。。そしてやっぱりそういう、かたちある伝統が現在までずーっと続いているところに、イギリスの凄さがあるんだなぁと思った。
紅茶と共に、頂いたお菓子はマーマイト味。マーマイトって食べたことなかった。イースト菌から作られたジャム的なもので、独特の味って聞いてたけど、食べてみたら、ちょっとしょっぱくて、コレ、けっこう好きかも。わたしの好きなショートブレッドもあったので、サクサクいただきました。
夕暮れのひととき、へぇー!という驚きがいろいろある、楽しい時間でした。
夜は帰らなければならず、次のビール会に参加できなかったのが残念。

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