のスナップ

2005年6月

6/22
判断をつけずに描くことを心がけてみた。
描いている最中に、いちいち判断を下してしまうその
内なる批評家を黙らせてみる。
いいとか悪いとか自分で判断しないで描いていると
とても楽しく、自然でいられるなあ。

6/30
しばらく筆を休めているうちに、筆洗の液が澄んできた。
あんなに茶色かったのに。
今は透明でキレイだ。
もしかしたら心も、しばらく使わないで静かにしていたら
この筆洗の瓶の中のように
汚れが沈んで、澄んでくるのかもしれない。
なんと、いつもいつも忙しそうに心をかき混ぜていることだろう。
もがけばもがくほど、
ぐるぐると瓶は揺さぶられ、澄んでいる暇が無い。
何もしていないときでさえ、
ぐるぐると思考だけはめぐらせているものだ。
ああ、そのぐるぐるを捨てられれば、なんとさっぱりすることだろう。

少し風邪をひいて、頭がぼーっとなったせいで
うるさい考えを止めることができた。
空になっていられれば、なんのくもりもなく
事実が流れ込んできて、
自分がどう思おうが、それはそれとしてしっかり在るのだ。
考えをはさまずに、事実の言い分を、聞き分けられるようになれば
葛藤は、なくなるのだろうなあ。

[BacK]