のスナップ

2001年8月


8/11画廊のオーナーと話をした。
そこへ抽象画家のおじさんがやって来た。
ファイルを見せてくれた。
薄暗い色の中に、オレンジが時々。
線は揺れている。苦しみのような、迷いのような
モヤモヤしたものが、20枚くらい続いた。
感想を聞かれたので
なんか ざわざわします。と言った。
そしたら、画家の顔がぱっと紅く明るくなった。
なんだか空気の中のなにかを、捕まえたような気がした。
なんという独特の空間。
絵だらけの場所で。
なにか見えないものがたくさんいると感じた
とても、暑い日だった。
遠い日が少し近くなる。
背中を押されて歩いているような気がした。
その軽さに、私はすこし驚いた。

[BacK]