6/17深い世界があるんだな。
狭い部屋で寝たり、おばあちゃんと朝ごはんを
食べたり、お茶の葉を摘んだり、寝ないで働いたり、
魚釣ったり、猫を育てたりしてる人の中に
私とは、全然別の暮らしを
遠くでしてる人の
私とはあまり関係のないところで暮らしてる
そういう人のなかに
あまりにもそれぞれの、深くて切実な世界がある。
深くて切実な世界は、ひとりひとりのもので、
肉体と同じく、ひとりだけのもで、みんな違うんだという事実は、
みんながいっしょだ。
気持ちの窓を開けて、自分の世界に入ることを許してくれた
人の中には、私が少しだけ入っていくことはできるんでしょうか?
私は入ってゆけるんじゃないかと少し思った。
信じるとかいうほどの力みは、必要なくて
ただ、そういうもんなんだとわかれば充分だと感じた。
誰かの世界の中に入ってゆけるとすれば
粉とか水とかそういう無害なものでありたいな。
しずくの責任
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